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スタッフブログ
前橋市荒牧町モニエル瓦塗装
2016年06月21日(火)
梅雨本番!毎日はっきりしないお天気が続いています。
水不足という問題もあり、雨がもう少し降ってくれるといいのですが。
塗装の仕事をしていますと、雨は降ってほしくないと思ってしまうのが正直なところです(;´・ω・)
さて、先日より着工いたしました
前橋市荒牧町の屋根外壁塗装。
屋根はモニエル瓦、外壁は窯業系サイディングです。
先日、洗浄作業を行いました。
こちらのお宅の屋根瓦の特徴ですが、
一見、セメント瓦と見分けがつきにくいのが、この瓦の特徴です。
正式には乾式コンクリート瓦。(メーカー名:モニエル、パラマウント、スカンジア)
窯業系(窯で焼いたもの)屋根材は大きく分けると、粘土系、スレート系、セメント系に分かれ、この瓦はセメント系です。
セメント系はベースをセメントとし、混ぜる材料や比率、製法の違いで、プレスセメント、乾式洋瓦、厚形スレート(コンクリート瓦)に分けられます。
乾式コンクリート瓦はセメントと水、骨材を混合し、押形に形成した後、着色セメントスラリー層とクリア塗装を施し養生したものです。スラリー層は、着色スラリーと呼ばれるコンクリートと同質の着色剤を塗布した防水層の事で、クリアー塗装を含め少しずつ劣化し15年ほどでほぼ無くなってしまうそうです。
塗装をするときは劣化したスラリー層をブラシや、高圧洗浄で丁寧に除去しなくてはいけません。
なぜかというと、スラリー層が残ったまま、この上に塗装をしても、すぐに塗膜が剥がれてしまうからです。
そこで!!モニエル瓦を塗り替えする時の重要なポイント!
①、セメント瓦とモニエル瓦を判別する事。
前文で書いたように、セメント瓦とモニエル瓦は非常に似ています。モニエル瓦なのに、セメント瓦だと診断し、スラリー層を除去せずに塗装をしてしまうと・・・・・塗膜が剥がれてしまったということに\(◎o◎)/
ですから診断で間違えない事です。
特徴としては、このように瓦の端を見ると、モニエル瓦はゴツゴツしています。
逆に、セメント瓦は綺麗な切り口になってます。
②、劣化したスラリー層を除去する事。前文で書いたように入念な洗浄が大切です。
洗浄前
洗浄後
③、瓦に合った塗料を専門家に選んでもらってください。
④、劣化した瓦は塗料の吸い込みがかなり激しいので、吸い込みがなくなるまでしっかり下塗り材(塗料)を塗布する事。そうしないと、いくら上塗りを塗っても塗膜が薄~く、瓦の素材を保護する事になりません。
いかがですか。屋根材や、外壁材も素材によってメンテナンスの違いが出てきます。意外と奥深いのです。
ましてや築年数が経つと、同じ素材でも立地条件、生活環境、過去のメンテナンス状況など様々なことが建物に影響しています。人の体と同じように、1件、1件全く同じ状態で劣化はしないということです。
様々な劣化状態を診断してメンテナンス方法をご提案するには、私達塗装業者は、多くの失敗や、経験から学び、日々進化し続ける塗料にも敏感にならなくてはいけませんね。
今日は雨か~~と思ったのに晴れて、少し蒸し暑い日になりました。
皆さん、気温の変化とともに、体調を崩さないようお気を付けくださいね。
今日も一日、お疲れ様でした。ゆっくり体を休めてまた、明日。!(^^)!
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